2006年01月27日

緑川さんへ、ROBO-ONEに思う事

緑川様。
ロボコン部品ガイドの執筆に関し、ご協力ありがとうございました。
お陰さまで、部品ガイドと言う概念から一歩出て、
素材としての樹脂の紹介というカテゴリを確立できたと思います。

ROBO-ONEとはROBO-ONE委員会代表の西村さんが、
常におっしゃっているのですが、
競技ではなく、あくまでエンターティメントという事です。
私が思うに、かなりハイテクなエンターティメントですね。

今や文化に育ったと言っても良いと思うのですが、
このような文化が生まれた背景には
勿論ROBO-ONE委員会を始め黎明期に参加された
古参の、開発者の皆さんの努力があったからだと思います。

更に言うと、日本の世相の映し鏡とも言える秋葉原や日本橋
(現在の萌えも含む)という特殊なハイテク市場が、
戦後60年近くプロ・アマチュアに別け隔てなく継続して存続し、
様々な電子部品を供給し続けて来た事も大きいでしょうね。

ROBO-ONEにより、日本では暫く無かった、アマチュア発の
イノベーションが起きている気がします。
戦後の焼け野原で始まった、Uコンやラジコンの黎明期や、
DOSV以来久々のことではないでしょうかね。

ROBO-ONEの楽しみ方重要な要素ととして、ギャグ、遊び心を楽しむという事も
重要です。ダイナマイザーの場合、その製作やプログラムだけで無く、
主題歌や詩、キャラクターグッズなどメディアミックスを楽しんでいます。
ロボットにさせたスキーもその一貫です。

2足歩行ロボットの自主制作は、かなりハードルが高いと思いますが、
技術屋にとり、既製品では決して味わえない
大きな喜びと達成感を体験できます。
これは日本に生まれたホビーィストならではの醍醐味だと思っています。

私が抱く理想のロボットはアトムではありません。
ロボットの分際で人に哲学的な意見をするなんて
持っての他だと考えています。但し判断能力が低下している場合、例えば
ボケはいってきた場合などのアドバイスや護衛行動は必要ですね。

そういう意味でHINOKIOは私の理想のROBOT像に近いです。
例えば買い物に行くのは勿論、ちょっと危険なところに探検に行くとか
考えるだけでもわくわくします。

話は変りますが、
HINOKIOのDVDにダイナマイザーもちょこっと出てるらしいです。
本編ではないですが。今日次男を買いに走らせています。HINOKIOが
いれば、買いに行かせるんだろうなぁ。


Posted by dynamizer at 16:11│Comments(0) ROBO-ONE