お手伝いロボットプロジェクト、決勝大会が
9月6日土曜日に、川崎のアゼリアで行われました。ロボット用のお店をステージに構えてくださった
お店は、アゼリア内にある、レディスファッションMilleとリッチスターさんです。
店員さんも全面協力して頂き、ロボットと必死にコミュニケーションして頂いて
いたのがとても印象的でした。流石販売のプロです。
競技の状況はいつもネットでほぼリアルタイムで報道して下さっている、
散在心理学Xや森山さんのROBOT WATCHでは動画つきで紹介されています。
で報道されております。
その後色々なメディアからも報道してくれると願っています。
参加者やロボット、店員の方のそれぞれの素晴らしいパフォーマンスがありました。
想定外の問答など実に様々で、通信トラブルやアクシデントを乗り越えながら
自ら課したハードルを皆さん超えていました。
どのロボットも皆個性的ですばらしかったです。
そう感じたのは久々です。
今回のお気に入りロボットは以前戦ったDOKAと くまたろうです。
DOKAはサーボの数がまずすごい。運用の苦労がわかるので
さぞマネージメントが大変でしょう。情熱を感じました。
引間さんはいつも通りポエムでした。
大会の決勝でほのぼのとしたポエムを
表現されてる背後の技術的なすごさは
エンジニアの尊敬を集めることでしょう。
今回の大会の流れで私が個人的に思ったのは、今の段階では
ロボットが人の役に立つというより、ロボットとの共存には
ロボットもケアされたり、バリアフリーが必要な部分もあり、
それでもロボットが確実に人間の生活圏に入って来て
しばらくの間はもちつもたれる、協調関係になるだろうと
言うことででした。その先にアトムのようなロボットが現れるんでしょうね。
そういう時代が来るには、私たち実験者、技術者、参加者は
ハードウエアや通信インフラ、安全性など技術的なハードルを
このような機会を使いながら、一歩一歩超えなければならないのは勿論です。
又今回の大会のように、ロボットのフアン向けのステージでは無く、
偶然に通りがかったお買い物しにきたお客様が足を止めてくれた前で
ロボットのクリエーター達がヒューマノイドを公衆の人様の前で運営する以上
ウイットに飛んだ会話や外界認識などのコミュニケーション能力は勿論、
どうすれば人に親しみを持ってもらえるかなど
ソフトやデザインの部分などももっと努力せねばなと思いました。
本当に学ぶことが多かったです。ダイナマイザーは骨格がすなわちデザインですので、あまり衣服を着せたくないというのが本音です。
私たちファミリーは、通信系や音声発話システムなどの
技術的な課題を多く作りました。
ダイナマイザーは開発当初の1号機から2.4GHZのスペクトラム拡散通信をして来ましたが。bluetoothやzigbeeはあくまでグローバル向けでは無く、
近距離のデバイス間家電間の通信システムです。
このままでは、ただロボットにネットワークカメラが載っているだけに
過ぎませんでした。しかし、本当はこのときに今回の
お手伝いロボットプロジェクトのような事が出来ないかを想定していました。
しかし、この当時のロボットは歩くのがせいいっぱいなので、
一回実験しただけでそのころのベクトルであるバトルの方向に向かいました。
過去にdynamizer1号でワイヤレスインターネットカメラを搭載して
実験したことがあります。リンクです。
インターネットの無線通信システム
802.11bのみを使いどこまで出来るかをしたかったのですが、
今回それが一番の技術的なテーマでした。
予選では、バンダイのネットタンサーを使いつくしました。
コツさえつかめば素晴らしいシステムでオールインワンで
画像転送、音声の相互通信、ロボットのシリアル制御をする事が出来ます。
カンファレンスなどで、機会があれば発表したいと思います。
しかし今回の決勝ではネットタンサーだけでは無く
シリアル通信は分離し、組み込み型のデバイスを使用しました。
シリアルトンネリング2chが必要だったからです。
ですので、頭にアンテナを二個たてています
私の不慣に対する出張ご指導や基板提供に協力頂いた
ミスミロボット研究所ありがとうございました。
音声は京商さんから発売されている、
弊社開発のDO3のttlシリアルバージョンを
試作し初めて実戦で使用しました。
レスポンスや音量や明瞭さも良く、
会話も良く出来ていたと思います。
この仕様はpwmでは無くマイコンに直結できるので、
商品として販売展開して行きたいと思っております。
今回、かみさんも含め選手だったので、
今回はマジで演技中の写真がありません。
もし撮影されましたら、動画でも写真でも
是非メールで投稿してください。おながいします。
謝辞
今まで育ててきたダイナマイザー
これからも、我が家のわがままや無茶な
競技会への参加を頼みます。
社会から見れば、機械かも知れませんが、
君は家族です、これまでつきあってくれて本当にありがとう。